計画中

2000年に建てられた駅近マンションのフルリノベーションのご依頼です。

専有面積　79.18㎡（約24坪）

現況ＬＤＫ+和室

第一案では、

マンションでよくある玄関開ければ風が通るではなく、
窓を開けたら部屋中に風が通るよう、
トイレ洗面UB以外の壁は天井まで無いプランでした。
3帖程の畳コーナーもご提案しましたが。。。
（パースに反映していません）

ご家族の仲がとても良く、
ＬＤにお布団を敷いて全員同じところで寝られます。
収納スペースに机（個人）のコーナーがあれば、
個室は要らないとのこと。

現況洗面所

ＬＤＫ+収納スペース+トイレ+ＵＢ＋洗面所で決定です！

玄関も土間仕様にして広くします。

もちろん、床板は杉フローリングで、

杉の香りがするスケルトンマンションリフォームです！

決定案パースです。

建設中

マンションリフォームの工事が始まりました。

今回はフルリノベーションのため、マンションの区画1つを丸ごとスケルトンにしてしまいます。

解体屋さんが入り、あっという間に空っぽの空間になりました。

上の写真、左側のカラフルな配管はお湯や水道です。

ユニットバスやキッチンの設置場所に合わせて、電気・水道・ガスの配管を施工して行きます。

床に配管類を仕込み終われば、床を仕上げて行きます。

今回は床暖房があるので、誤って配管を傷つけてしまわないよう慎重に進めて行きます。

真新しい杉板がとっても綺麗です。

工事中は、貼った後に傷つけてしまわないよう、すぐに養生して見えなくなってしまいます。

床を貼り終わる頃、入口付近では、壁を作る作業が進んでいます。

この頃になると、部屋の配置が見えてきます。

壁に電気のスイッチを仕込んだり、蛇口の配管を仕込んだり。

今回はマンションながら、まるで一軒家の様に感じる4寸角の柱も入るので完成が楽しみです。

ちょっとづつ形が見えてきました。

完成

マンション住居部分を全て解体し、新しく作り直して、リフォームがついに完成しました。

明るいリビングに対面のキッチンを設け、家族と会話を楽しみながら料理が出来るようになっています。

リビングとキッチンカウンターには収納力抜群のオープンの棚を設けて、棚奥のクロスで淡いグリーンのアクセントを加えています。

広く大きなオープン収納を設ける方法は最近特に若い世代に人気の収納です。

趣味の道具を飾ったり、本を並べたり、生活の一部として収納を活用できます。

扉のデザインを無垢の木目に合わせたシステムキッチンが入っています。

あえて高さを抑えた杉板天井で、ほっこりとした居心地のよさを演出します。

分厚い無垢の杉板のキッチンカウンターは使えば使うほど艶と味が出てくる愛着ポイントです。

個人的にお気に入りなのは、この廊下の景色。

杉板天井と塗り壁が、リビングの光を柔らかく奥まで引き込んでくれています。

建具が全て上吊りなので、足元にレールが無くお掃除が楽なのもポイントです。

洗面室の床はヒノキにすることで耐水性を上げています。

造作に見える洗面化粧台は実は既製品。色むらの美しいタイルを組み合わせることで、

まるでオーダーメイドの作り付け家具感のある仕上がりです。

マンションなのに、まるで木造のコテージで暮らしているかのような

木の香る素敵なリフォームになりました。

マンションでも憧れの木の家の生活できるんですよね。

施主の本音