WORKS事例紹介

和モダンに暮らす家

計画中

色々な土地をご一緒に見て回り、土地探しを始めてから数年。

巡り合った土地は、以外にも住み慣れた自宅の近所にある敷地でした。

早速現調を開始。

道路との高低差はあるものの、車2台分の駐車スペースも難なく確保できる好条件。

ご要望書は、隅々まで希望が書き加えられ夢いっぱい。

全部実現するには家が敷地に対して大きくなり過ぎそう。

そんな時はまず、ボリューム模型で確認してもらいます。

平屋建てだとお庭が無くなってしまいそうですね。

駐車場も縦に一列は使いにくいですよね~

隣地との高低差も気になりますね。

上手に面積を節約してご希望の平屋でプランしてみましょう。

隣地の窓を考えながら、駐車場は高低差の少ないところへ。

リビングは南面に向かってお庭も欲しいなぁ。。。

プランご提案前にお施主さんが事務所へ来てくれました。

今こんな感じでプランしているんですがどうですか?

「とってもいいと思うんですが、実は鬼門が気になっていて。」

おっとこれは大変、難しい方の鬼門ですね。(鬼門も様々あり、間取りへの制約も強弱あります。)

「あと、やっぱり二階建ても考えています。」

ではこのプランを元に鬼門に合った間取りを提案させて頂きますね!

二階建ても考えてみましょう!

水廻りを移動させて、玄関の位置をチェック。

水廻りの導線を確保して。。。

出来ました2ndプラン。

二階建てと平屋建ての2プランです。

二階建ては明り取りの窓がアクセントになって、和モダンの印象を強調してくれます。

平屋建ては、屋根のラインが伸びやかですね。

図面と模型をにらめっこして、今回は平屋で建築することに。

早速概算お見積りを作成して予算を練り練り。

開口部の仕様を決定しながら、丁寧に外観も修正して行きます。

お庭のイメージも検討しながら進めて行きましょう。

内装の家具のデザインも固まってきました。

キッチンとリビング、ダイニングが一体となって、広々した空間が気持ちよさそう。

造作家具で作った収納は、お手持ちのキッチン用品がぴったり納まる様に設計されています。

外観も内部のデザインも納得頂き、ついに施工が始まります。

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建設中

冬の寒さも和らいで、ちょっぴり春を感じるようになったころ、ついに施工がスタートしました。

まずは、地面に実物大の建物の大きさを書き写し、建物の位置や大きさを確認してもらいます。(地縄張り)

30坪の平屋はやっぱり大きく感じますね。

今回の敷地は造成された宅地です。敷地の中も平たくて前面道路も広い。

地盤も丈夫で、家を建てるにはとても条件の良い土地でした。

地縄張りが完了すれば、地鎮祭です。

小雨の降る中地鎮祭が始まりました。雨降って地固まるですね。

想いを一つにして、工事の安全を土地神様にお願いします。

早速基礎工事が始まりました。

今回は長期優良住宅でもあるので、標準でも丈夫に設計している基礎もとびきり丈夫です。

丈夫な基礎を見て、ご近所さんからビルが建つの?と聞かれました。

まさかまさか、平屋なんですよー。

施工精度も抜群。緻密に組まれた鉄筋の網の上でお肉が焼けそうです。

コンクリートを打設して、しっかり養生して綺麗に基礎が上がりました。

上棟が待ち遠しいです。

現場にクレーン車と構造材が運び込まれてきました。

木材の帯には、高知県梼原材の証とFSC認定を受けている事が記載されています。

環境負荷と林業の持続性を考えられて育てられた国産材です。

一気に建物の形が組みあがって行きます。

午後には棟も上がり、辺りには木の香りが漂っています。

骨太な構造が通行人の目を引きます。

午後からは上棟式を行いました。

コロナの景況もあり、ひっそりと。

大工さんや職人さんの紹介を行い、四隅にお酒とお塩を撒いて、今後の工事の安全を願います。

棟上げの日の内に、屋根垂木まで綺麗に並んでいました。

荷重や地震、風の力を伝達するために理路整然と並ぶ木軸の構造、これを機能美と呼ぶんでしょうね。

棟が上がると一気に内部造作が進みます。

外壁が完成するまではブルーシートで雨が中に入らないようにしっかりと養生。これが暑い。。。

壁の下地が完了すれば断熱工事です。

断熱には吹付断熱のアイシネンを採用、木部の小さな隙間にもピッタリ断熱が納まります。

断熱等級4は現場の大工さんも大絶賛、夏場でも小屋裏に全く熱がこもらず既に効果を実感していました。

断熱だけではなく当然気密も大切。

壁・床・天井と丁寧に屋内側へ気密シートを施工して行きます。

外部では外壁の仕上げが進んでいます。

外壁には火山灰で作られたそとん壁を採用。

面積が大きいので、沢山の職人さんが息を合わせて一気に塗り上げて行きます。

内部では住宅設備機器の取り付け進んでいます。

杉板の天井が気持ちよさそう。

I型の既製品のキッチンですが、造作の垂れ壁や家具と合わせて、まるでオーダーキッチンのように仕上がる予定です。

残すは家具と仕上げ工事のみとなりました。

完成は目前です!

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完成

和モダンに暮らす家、ついに完成しました。

長期優良住宅、断熱等級4と耐震等級3をクリアした安心安全の家づくりとなりました。

素材と質感にもこだわったゆとりの間取りです。

玄関は車椅子にも対応できるよう広々と作られています。

六角形の手摺とベンチで安全に靴脱ぎができます。

継ぎ目なく組み合わされたベンチと柱、大工さんの技術が光ります。

玄関横の鏡は玄関収納への入口になっており、枠無しの建具がドアの主張を消してスッキリと納まります。

奥の扉にはスリッパ入れも隠されていて、急な来客時にも玄関が散らかる事はありません。便利!

玄関収納はたっぷりの収納力を確保。

お散歩道具からキャンプ道具まで、半分を土間収納にすることで、土の付いた物まで気兼ねなく収納できます。

リビングダイニングには、こだわりのキッチン。

天井の高さを少し押さえて、リビングと程よく用途を分けます。

既製品のI型キッチンを使いながらも、造作家具と丁寧に設計し組み合わせることで、まるでフルオーダーキッチンのよう。

キッチンと横並びで作られたダイニングスペースは動線もシンプル。配膳から食器洗いまでが一歩で完了。

造作のキッチン収納にはアクセントタイルが貼られていい雰囲気。

お手持ちの調理家電が無駄なくスッキリ納まるよう計画されています。

キッチンの横にあるドアを開けると、ニッチに通じており、そのまま奥には洗面スペースが配置されています。

家事動線が、勝手口、キッチン、ダイニングテーブル、ニッチ、洗面を一直線に通り、無駄のない動き。

南側の光がたっぷり入るリビングスペース。

床はヒノキの無節、家具はタモ材、天井には杉の構造材が表しで配置されています。

壁面収納も雑多なものがスッキリ収納できる大容量です。

洗面スペースには座って作業が出来る家事カウンターを設けました。

アイロンをかけたり、洗濯物を畳んだり。コルクタイルの床は柔らかくお風呂上りの素足にも温かいです。

トイレは清潔感のあるグレーのタイルを使いました。

窓幅いっぱいに収められたカウンターが収納にも便利です。

縦に凹凸のあるタイルを縦貼りに、横から入る光にタイルの表情が活きます。

自宅でも自動水栓を採用すれば、濡れた手で蛇口を触ることなく便利です。

寝室は温かみのある杉板仕上げ。

柔らかい足ざわりはリラックス効果抜群。

造作ヘッドボードには間接照明が仕込まれているので、夜寝る時でも直接目に光が入ってこず熟睡できそう。

壁には、オガファーザー(ウッドチップを配合した自然素材の紙クロス)の上からデュプロン塗装(漆喰調の自然塗料)仕上げを採用。

身体にも環境にも優しく、継ぎ目のない柔らかな質感の仕上がりです。

寝室と一続きの和室は、脱着式の框が取り付けられ、畳と框を上げると板張りの洋間に早変わり。

自然素材の様々な表情を活かした素敵な家になりました。

現在外構工事中。

完成すれば、またお写真UPしますね。

 

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施主の本音

閑静なニュータウンの一画に建てられた平屋の住まいH様邸の完成見学会には、2日間でたくさんの方がご参加くださいました。

中に入ると、そこにはヒノキの香りに包まれた広いリビングダイニングが広がり、造り付けの家具により整理整頓が行き届いているだけでなく、全体のトーンも統一され、見事なほどスッキリしている。

 

にこやかにお迎えくださった奥さまにお話を伺いました。

主「ソファーセットや絨毯は思い入れがあるので以前のものを使っていますが、既製の家具は高さが揃わず余分な隙間ができるので思い切って処分し、造り付け家具にしました。部屋を散らかさないためにも収納量と見せ方にこだわったのは正解でした」

み「終の棲家を数年前からお探しになっていたんですね。」

主「夫婦だけでゆったりと安心して暮らせる家がテーマでした。階段のない平屋にし、将来車いすになっても移動しやすいよう、玄関はリフターを付けられる広さに。どの通路も十分な幅を確保しました。家事の得意な妻の意見を取り入れ、使いやすい家事動線のキッチンと洗面室に。ここは山間部のため、冬暖かく過ごせる断熱にも力を入れてもらいました。以前の家は底冷えして湯たんぽがないと眠れなかったんですが、まったく不要になりました」

 

み「こだわりはそれだけでなく、健康的に暮らすことも重視されたんですね」

主「予算の関係で、和室のみ塗り壁にし、他はクロスを張ることになったんですが、たまたまネットで木と紙が原料のドイツ製紙クロスをみつけ、施工してもらいました。私は震災以降、ずっと咳に悩まされてていたんですが、この家にいるときは咳がでません。呼吸する家ってこういうことかと実感しています」

み「震災以降ずっと、というと随分長い期間でしたね」

主「3軒建てないと納得する家にならないと聞きますが、うちは民家さんと知り合いだったことで、2軒目で理想の住まいを手に入れることができました。適切なアドバイスとていねいな仕事ぶりはさすがです。コロナの関係でお披露目はしていないんですが、木の素敵な家が建ったとご近所の口こみがあるようで(笑)。快適に過ごせる住まいを自分たちだけでなく、次世代に残せてよかったと思っています」

 

H邸

所在地:大阪府豊能郡豊能町

主要構造:木造在来工法

設計・施工:(株)建築士事務所 民家

竣工:

工期:4ヵ月

敷地面積:235.6㎡ (73坪)

建坪:99.5㎡ (30坪)

延べ床面積:9.5㎡ (30坪)

建物本体工事費用:

本体工事以外に要した費用: