建築探訪記 フランクロイドライト設計「落水荘」
2022.02.01カテゴリー: 中津の建築探訪記
コロナが思いのほか長引くもんだから、ちょっと海外旅行気分が味わえるように
過去に訪れた建築探訪記事でも書こうかと。
まずは超有名建築フランクロイドライト設計の「落水荘」から。
「Falling Water」名前の通り滝の上に建ったというより、滝と一体となった建築史に残る傑作です。
アメリカNYから車で約半日、ピッツバーグ近郊の静かな森の中にあります。
建物の見学には予約が必要なので、事前に日本で予約していくと便利。
ツアーも様々あり、ちょっと高いツアーに申し込まないと内部の写真は撮れないので要注意!
ちなみに内覧ツアーで32ドル、写真可の場合で85ドル。
めちゃめちゃ高いけど、せっかく来たら写真撮りたいよね。。。
JFK空港で機嫌の悪い黒人のお姉さんの案内でレンタカーをしてツアーの前日にNYを出発。
NYからなら、早朝からでても到着時間が夕方の中途半端な時間帯になるので前日出発がお勧めです。
車で半日ハイウェイを走り、落水荘の近くの宿場町Somersetへ。
ハイウェイを降りてすぐ、沢山のモーテルが並んでいるので宿には困りません。
夕食は近くのメキシコ料理屋さんへ。
メキシコ人の店員と仲良くなり(最後はテーブルに座ってた)名前を日本語で書いて欲しいとお願いされ、
暴走族の当て字のごとくスペイン語にめちゃくちゃな漢字を充てて大変喜ばれる。
facebook で繋がったけれどよくない薬の写真がたまに上がるのでそっと友達解除しました。
早朝にザ・アメリカ!なダイナーでパンケーキとコーヒーで朝ごはん。
ホントにうっすいコーヒーで、本場のアメリカンってこれやな。と改めて実感。
サマセットからは車で20分ほど。絵にかいたような田舎道の朝霧の中を走ります。
途中道端に小さな標識は点在するものの、見逃すレベル。
ナビと地図をチェックしてfalling waterの看板を見落とさないように向かいましょう。
大きな看板を抜けるとビジターセンターとお土産屋さんがあります。
チェックインを済ませて、参加者が集まるとツアーのスタート。
ガイドが一人ついて、案内してくれます。
ビジターセンターから建物までは歩いて5分ほど、綺麗に整備された道を進みます。
途中積層された大きな岩がゴロゴロ。建築のデザインの源泉を感じます。
遠くに見えてくる建物。
雑誌でよく見る川下からのアングルじゃなく、坂道を上から下って見えてきます。
建物だけでなく、右側の川に掛かった橋も統一してデザインされているのがわかります。
川上側の橋を渡ってアプローチを進みます。
横から見ると川の上にグッとせり出しているのがわかりますね。右下は小さなプールになっています。
右側の自然石の積層と建物の外壁の親和性が鳥肌ものです。
川の反対側に玄関。ライトらしい高さを抑えた小さな間口。
玄関前のルーバー部分には、必ず紹介される有名な木をよけて作られた部分があります。
最初からよけて作ればいいのにね、わざと避けてます感があざといぜ。
玄関ドアの前には直接張り出したテラスに向かえる階段があります。
さらに振り返ると川沿いのプールへ降りる幅の狭い階段が。
階段の斜めのラインが水平ラインを壊さないように、写真右側の壁を立ち上げて正面から隠しています。
建物内部は後半へ続きます。