DIARY現場日記

外壁工事:スーパー白洲そとん壁W

2013.06.24カテゴリー: 未分類

 

施工部 山下です。

新築工事の続き、まいります。
今回は外壁工事について仕上げまでご紹介します。
 


 

前回の写真とは場所が違いますが同じく1寸勾配の庇。

野地板を張ったところです。外壁には通気胴縁の上にバラ板が張られています。

 

バラ板の上にまたまた防水紙を張っています。
こちらは先に張った透湿・防水シートと違い
湿気は通しません。
厳密にはわずかに通すらしいですが、純粋に防水を目的としています。

 


ラスを張ります。こちらはダブルラスという物で、
通常のラスに加え縦横に力骨(りっこつ)と呼ばれる鉄線が配されています。
のちに塗る左官材のヒビ割れを軽減することができます。

 

 


左官さんが下塗りを開始しました。材料は「スーパー白洲そとん壁W」。

原料はシラス。ひとことで言ってしまうと火山灰です。100%自然素材。 
耐久性が高く、退色・劣化がないのでメンテナンスは不要など、さまざまな特徴があります。 
昨日、劇的ビフォーアフターを見ていたら匠がシラスを山へ採りに行ってました。

下塗り完了。塗った直後はセメントのような色。
刷毛引きの模様も軒裏の杉板の色も綺麗で実は私はこの状態がすごく気に入ってました。
しばらくして乾くと白くなってしまってさほどではなくなってましたが。

 

続いて仕上げ塗り。下地は下地用、仕上げは仕上げ用と異なる材料になります。

 

少し乾いたところをブラシでこすります。「掻き落とし」です。
塗った材料の半分近くが落ちているのではと思うくらい結構落とします。
写真でも庇の上に落ちた材料がたくさん積もっています。

 

地面にもたくさん。これを拾ってもう一回使う・・・とかはできません。

 

さらに専用のブラシを横に引いて模様を整えていきます。

このように何度も手を加えて仕上げていきます。

 

 

仕上がりの表面はこんな感じ。

 

 

完了。全景はまた後日お見せします。ご期待ください。

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