DIARY現場日記

遮熱と断熱はどう違うの?

2014.06.13カテゴリー: 未分類

設計部の北山です。
急に暑くなったかと思えば肌寒かったり、梅雨入りしたのになかなか降らないなあと思っていたらゲリラ豪雨でずぶぬれになったり、まったくおかしな気候の毎日ですね。
建築屋としては毎日カラッと晴れてほしいものですが・・・。
とお天気のことを考えていたら思い出しました。
屋根に遮熱塗料を施工させていただいたことを現場リポートとして書いた時に、「詳しくは後日・・・」と書いてそのままだったことを!
というわけで、相変わらず北山のざっくりした「遮熱と断熱の違い」のお話です。
屋根の遮熱塗料のお話から派生したので、屋根部分を例にとってお話します。
ちょっとややこしいので、難しいことは省略して、簡単に書いていきますね。
(株)建築士事務所民家 断熱と遮熱の違いの説明
はい、ざっくりとしたイラストです。
昼間の外のほうがおうちの中より暑い日を想像してください。
熱(エネルギー)は高い方から低い方へと移動します。
そして最終的には同じ温度になろうとします。
屋根部分を見た時、外からの熱は
・太陽からの赤外線が屋根部材に当たって屋根が温まり、その熱が小屋裏の空気→天井部材→室内の空気と伝わる
・外気の熱が外気と接している屋根部材に伝わり、小屋裏の空気→天井部材→室内の空気と伝わる
という2種類の異なる経路で室内に伝わります。
太陽からの赤外線を反射するのが「遮熱」
熱を伝わりにくくするのが「断熱」
ざっくりいうとこんな感じです。
気を付けないといけないのは、冬の夜など、外よりもおうちの中が温かい場合、「断熱」はおうちの中の暖房で温めた熱が外気に伝わる(=おうちの中の温度が下がる)のを防いでくれますが、「遮熱」にはその効果がありません。
断熱や遮熱は最近どんどん注目度が高くなり、新築はもちろん、リフォーム、リノベーションでもよくお問合わせいただくことがあります。
「夏暑くて冬寒い」とお悩みでしたり、これから家を建てたいけど、断熱ってよくわからない・・・という方は、ぜひ民家までご相談ください。
ざっくりではなく、詳しく丁寧にお話させていただきます(^^)
※「ブログ村ランキング」に参加していますので、よろしければ下の「国産・地域材」アイコンのクリックをお願いします。
にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ