DIARY現場日記

長屋リノベーション見学会

2017.09.12カテゴリー: イベントレポート

こんにちは、柳川です。

 

先週末、大阪市阿倍野区のK様邸のリノベーション見学会を開催しました。

今回、たくさんのお申込みをいただき、残念ながらご参加いただけなかった方も。。

長屋のリノベーションに関心のある方が多いんだな、と思いました。

 

戦時中に建てられた4棟長屋の2棟をお持ちのK様。

ずっと一人暮らしをされていた90歳代のお母様と、ご一緒に暮らし始め、

不便さと老朽化が気になりリフォームのことを考え始めたそうです。

そうして、協会のセミナーや見学会などに1年近くご参加頂きました。

 

 

 

状態のいい1軒はそのままにし、傷んでいる方を大幅に改修しました。

1階は階段を取り払い、玄関とリビングを広げ、上がり框を広く

ゆるやかな段差にし、より使いやすく。

 

床には無垢の30㎜の杉板を張りました。

「フローリングは冷たかったので、絶対スギ板に替えたいと

思っていました。」とK様。

 

 

リフォーム前の状態から解体、工事の様子などスライドにて

ご覧いただきながら、説明させていただきました。

 

 

説明中にお子さんが床にゴロリ。

スギ板の気持ちよさはお子さんが一番よくわかるみたいですね。

 

 

1階の壁は塗壁材の微風(そよかぜ)を塗ったので、

以前よりぐっと明るくなったそうです。

断熱材を入れたことで、真冬もガスファンヒーターだけで

十分暖かかったし、足元も冷たくなかったとか。

またこの部屋にはエアコンはないのですが、

窓を開ければ風が通るので、真夏でも扇風機だけで過ごされたようです。

自然の風が通る住まいって、ほんとに理想だと思います。

 

 

2階は壁を取り払い建具をいれました。

「開けていると母が1階でテレビを見ている音がうるさいくらい聞こえるのに、

閉めるとウソのように静かなんですよ。行き来もしやすくなったし

本当に良かったです。」と喜んでおられました。

 

(ビフォー)

 

外壁も角波トタンから金属サイディングに張り替え、スッキリ!

屋根も下地から全てやりかえ、瓦も新しく軽いものに。

 

(アフター)

 

外部周りの工事内容もご覧いただきました。

 

 

「実家が同じような長屋で空家になっていて、どうしようか思案中

なので参考になるかと参加しました。」という参加者の方もいて、

みなさん長屋のリノベーションでどこまでできるのか、どう変わったのかが

一番気になるところだったようです。

 

「こんなにたくさんの方が来て下さるとは思ってもいませんでした。」と

驚かれていたK様。

こうして見学会を開催させていただけるお蔭で、実際に見て素材の質感などを体感できるし

お施主さま自身の言葉が何より説得力があり、リフォームを考えている方の参考になります。

本当にK様、ありがとうございました。

 

 

さて、この後は古民家カフェに皆さまと向かいましたが、

そちらの様子は、昭和大好きガールの矢野さんにバトンタッチしたいと思います。

 

矢野さんファンのみなさまお楽しみに~♪

 

 

 

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