三和土(たたき)の実演と塗り方教室
2017.08.28カテゴリー: イベントレポート
こんにちは、柳川です。
土曜日に、三和土(たたき)の実演と塗り方教室を開催しました。
いつもお世話になっている、井上左官さんと地球環境技術研究所の藤さんに
今回も来ていただきました。
最近、古民家のリフォームなどで玄関に施工し見学会でもお目にかかる機会が
増えている「三和土」がどのようにしてできるのか勉強させてもらいました。
まずは、地球環境さんが舗装用に施工しやすく開発された「舗装の土」を
実演してもらい「たたき」と比べてみることに。
調合された土を敷き込み、ジョウロなどで水を撒きコテで押さえていくだけです。
施工しやすいように工夫されています。
特徴など詳しくはこちらをごらんください。↓
一方たたきは、真砂土、石灰、にがりを混ぜてつくります。
それぞれの配合や混ぜ具合など難しく、攪拌機で混ぜるものの
なかなか力がいって大変のようです。
(角度が悪くうまく写せてなくてスミマセン!)
敷き込んだあと、角材で叩きしめています。
あまり水分が多いと叩いた後に水が浮いてきてしまうそうです。
これでも水分がちょっと多かったと言っておられました。
それぞれの配合が難しそうです。
コテで表面を綺麗にならして完成です。
完全に乾くまでには随分日数がかかるようです。
たったこれだけのスペースでもかなり大変そうでした。
実際に施工するとなると、大変な時間と労力がかかりそうですね。
たたきには細かい穴(気孔)がたくさんあるため
音を吸収する性質があり、また湿度調整力が高いそうです。
古民家の土間に入ったとき、夏でもなんかひんやりした感じがするのは
そんな性質のためかもしれませんね。
これから三和土を見る目がかわりそうです。
後半戦は塗り方教室です。
地球環境さんが開発されたシックイベースの「微風」を塗っていただきました。
まずは下塗りを薄く塗っていただき
上塗りにチャレンジです。
最初はコテの使い方にとまどっておられるのですが、
次第にどんどん慣れていかれるんですよね。
井上さんから、すみっこの仕上げについてコテの使い方を
詳しく教えてもらい、ぐっと仕上がりがよくなって・・・
どうですか?
いい感じに出来上がりました。徳島から来られたKさまは
ご自宅のDIYにチャレンジしてみたいとのこと。
ぜひ、がんばってください!
ご参加いただいたみなさま、井上左官さん、藤さん
暑い中ほんとうにありがとうございました!