フルリノベで住み継ぐ家
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計画中
思い出が詰まったご実家の改装のご依頼を受けました。
ダイニングキッチンとリビングが分かれている間取りでしたが、
現在の生活スタイルに合わせて、間仕切り壁と柱を撤去、その分補強梁を入れてLDKの一部屋にするご提案です。
↓の間仕切りを撤去することで、約16畳一体的で広い空間になります。
現地調査で断熱は入っていることを確認しましたが、窓・床から冷気を感じます。
1階外壁廻り、下屋部分には吹付断熱を。窓は内窓を設置してしっかりと断熱改修に重きを置く計画としました。
真壁(構造柱の見える壁)の和室には断熱材を入れる壁の厚みがありません。
そこで外周部分の壁は部屋内に壁をふかす計画としました。
水廻りは洗面所と浴室の場所を入替え、洗面所+トイレのホテルライクな一体空間をご提案予定です。
水廻りを使う人が限られている場合、広く使いやすい動線になります。
タイル貼りの水廻りも改修で暖かく、明るい空間に改修しましょう。
遺品整理を行い、準備を整えて着工です。
建設中
いよいよ始まりました。まずは解体工事から。
リビングとキッチンの間の間仕切りを大工さんが構造を傷つけないよう丁寧に撤去していきます。
断熱材を外壁廻りに施工するため、内壁仕上げを撤去して行きます。
ある程度の築年数の家では、柱が若干斜めになっていることは当たり前。
大工さんが構造の傾斜や不陸を調整しながら、壁下地を造作して行きます。
断熱材は、現場発泡系の断熱材、アイシネンを吹き付けしました。
吹き付けた場所からその場で膨らんで、小さな隙間にもぴっちり断熱材が広がるため、
気密性も向上し、古民家や中古物件の断熱改修に適しています。
壁の隙間にきっちりと断熱材が吹き込まれました。
完成
断熱改修と間取り変更をメインとした住み継ぐ家のフルリノベ完成しました。
落ち着いた色合いにしたく、アクセントカラーは濃い茶色で統一。
スイッチプレートは壁の色に合わせて濃い茶色に塗装しています。
完成してしまうと、今回、お施主様が一番に叶えたかった断熱改修部分は内窓だけしか見えませんが、
完成見学会では、冷房の効きがよく助かりました。冬の断熱効果が楽しみです。
ダイニングキッチンとリビングの2室に分かれていた間取りをLDKの1室にすることで広くスッキリとした空間になりました。
対面キッチンで料理をするのは、定年退職したご主人様です。腕を奮って頂きたいです。
杉板フローリングもこれから年々飴色に落ち着いていくのが楽しみです。
改修前は洗面所が窮屈でしたが、トイレと一緒にして広く使いやすくなりました。
洗面台はシンプルなものでとご希望されました。
洗面などの住宅設備は、後から入れ替える事を考慮できるので賢い選択ですね。
トイレに無垢板フローリングを使用する際は、男性も座って用をすまして頂くと良いでしょう。
お子さんのいる家庭ではコルクタイルもオススメです。
9月にご出産後の娘様と赤ちゃんが2階へ帰省されます。
仕上げの改修をメインとして、杉の香りがする心地よいゲストルームになりました。
床:杉フローリング
壁:そよ風塗
天井:既設のまま
窓:内窓
襖:張替
お引渡しの時、現場へほとんど来られていなかった奥様が、
「うわ~素敵!杉のいい香り!」と喜んで頂きました。
これからお引越しされ、初孫をお迎えになります。
この家を建てられたご両親様も喜んで頂けたと思います。
施主の本音
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所在地:
主要構造:
設計・施工:
竣工:
工期:
敷地面積:
建坪:
延べ床面積:
建物本体工事費用:
本体工事以外に要した費用: