WORKS事例紹介

シンプルライフをめざして

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完成


 
間取りは、できるだけ廊下などの無駄なスペースを省きました。
 
1階はリビングダイニングと水周り。2階は部屋が2つ。うち1つは将来子どもが増えた時に、部屋を分けられるようにとお考えです。
できるだけ圧迫感がないように吹き抜けのスケルトン階段とし、東に大きな窓を設け1階奥まで光が通るようにしました。
また、朝の強い日射しを考慮し、木の面格子(杉無垢板)を設け、優しい光が入るように工夫しました。
吹き抜けのある南面にはFIXの縦長の窓と、風を通すための横滑り出し窓を設け、東だけでなく南からも光・風が1階奥まで行き届くようにしました。
 
土台廻りにはヒノキ、梁・柱にはスギと高知県ゆすはら材を使用しました。床はすべて杉の無垢板(三重県産:25㎜厚)を張り、壁はエコクロスを。
屋根と外壁はガルバリウム鋼板仕上げとなっています。
採光と通風を活かした明るい住まいが誕生しました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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施主の本音

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阪急宝塚線、池田駅に近い静かな住宅街に今秋F邸が完成しました。

 
「4年前から民家さんのことは知っていました。環境について関心があったので、山の保全に役立つなら、いずれ家を建てるときは、お願いしようと思っていましたが、予算があまりなく…。
できないかもと半々の気持ちで思い切って相談したところ、予算にあったやり方を提案いただいたんです。」と奥さま。
住まいについて現実的に考えるきっかけになったのは増税法案が持ち上がったとき。「増税前に建てたいなと思い、今年(2012年)の1月に不動産屋さんを訪ねました。阪急宝塚線で探そうと、参考のために物件をいくつか見せてもらったんです。リノベーションという選択もあったので、中古住宅を2軒見学し、その次に出合ったのがこの土地(古屋付き)でした。1~2年かけてゆっくり物件を探すつもりが、予想以上に展開が早くなり、びっくりしています(笑)」とご主人。

 

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「限られた予算内で、無理なく国産材の住宅を建てようと思いました。そんな私たちの

思いに合致したのが、民家さんが推奨される”れいほくスケルトン”なんですね。

何度かセミナーに参加していたので、たぶん、そうなるだろうと思っていました(笑)」

(奥さま)

 

「1階はリビングダイニングと水周り、2階は部屋が2つ。
うち1つは将来子ども部屋を間仕切りできるようにしたい…
間取りの要望はそれぐらいですね。
妻は縁側がほしいと言っていたんですが、カット。
下駄箱の扉や寝室の棚の扉、洗面所の造りつけの棚もやめ、削れるところは削りました。
省いた部分は将来、付け足すことができるので、先の楽しみとして置いておけますね」(ご主人)

 
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床はすべてスギのむく板を張り、壁はエコクロス。
 
採光と通風を活かした明るい住まいが誕生しました。
「建坪24坪ですが、住んでみると無駄がなく、シンプルそのもの。生活に必要なものだけで暮らせるサイズなので、ぜんぜん狭く感じません。3歳のおてんば娘は寝転がったり、走り回ったり、よじ登ったり。ホンモノの国産の木を使い、がっちりと地盤改良、しっかりとした骨組みの家を建ててもらい、子どもに安全安心な環境を提供できたのは親として誇らしいですね。打合せに始まり、地鎮祭、上棟式、工事現場…と子どもと一緒に出向き、頭の片隅に家づくりとはこういうものだという記憶が断片的にでも残ればいいなと思います。そして、いつ見に来てもらっても素敵な家でありたい。そういう思いを大事にすることが、建ててくださった方への恩返しでしょうか」と奥さまから嬉しい言葉を頂戴しました。

F邸

所在地:池田市

主要構造:木造2階建て

設計・施工:(株)建築士事務所民家

竣工:平成24年10月

工期:約5ケ月

敷地面積:88.01㎡

建坪:13.52坪

延べ床面積:78.67㎡

建物本体工事費用:約1,650万円(税別)

本体工事以外に要した費用:約350万円(税別)