格天井作ってます。
2024.01.17カテゴリー: 現場レポート
年始のご挨拶をしようと思っていたらもう1月も後半に。。。
おかげさまで年始から忙しくさせて頂いて、各現場新年度の引渡し準備に追われています。
さて、神戸の新築現場では、和室の格天井を大工さんが造作しています。
今ではほとんど見られなくなった格天井。
格子に組んだ桟に枡状に化粧板を貼って仕上げていきます。まさに格の高い収まり。
大工技術あっての民家の家づくり、その技術の伝承にも力が入ります。
元宮大工出身の若手のルーキーが、棟梁の指導を元に、和室を担当して仕上げて行きます。
今となっては和室も少なくなってきたので、現場一つ一つが貴重な体験です。
気密にも留意して、格子の下から体を入れて、化粧板を仕上げて行きます。(普通は天井裏から仕上げる。)
住宅の性能と伝統技術の継承。現場ではどうやって施工するか、どのように気密を確保するか、監督と設計と大工で長時間議論しました。
下地が2重になっていたり、断熱材の入れ方だったりと、見えないところが結構すごいです。
格子は小さめな部屋の大きさに合わせて細目で、桟も丸面にすることで繊細で優しい印象に仕上がりました。
化粧の杉板の木目が美しいです。一枚一枚大工さんが色味や木目を見ながら配置を検討していました。美しい。
現場に入った職人が皆「おぉ~っ」と感嘆の声を上げて、大工さんもニンマリです。
実は去年からスタッフも2人増えて、本年もこのメンバーで楽しく家づくりを進めて行きたいと思います。
今年も面白い家建てるぞ~!