DIARY現場日記

杣人を訪ねて

2023.07.31カテゴリー: イベントレポート

体験日帰りバスツアー「間伐体験と伐採見学で学べる山遊び」を開催しました。

訪ねたのは、奥京都福知山で林業を営む伊東木材さん。

バスを降りて五分ほど山道と林道を進みます。(左:代表の伊東さん 右:スタッフの菊地さん)

炎天下の日差しも、森の中に入った瞬間にすっと爽やかな風に変わります。

山に入り林業の事、山の事を語る伊東さん。

伊東木材さんは、地域の林業家として、管理できなくなった方の山を管理したり、

林業に関わる事業として、建築、不動産、土木から森林レンタルなどもにも取り組まれています。

山のお話の後は、伐採体験!

チェーンソーで受け口を作り(倒す方向の切り込み)、クサビを打ち込んでいきます。

チェーンソーの歯を入れると、なんとも瑞々しい木の香りが広がります。ヒノキと杉で香りもまた違うのが楽しい。

参加者それぞれ自分の手でクサビを打ち込んでいきます。

山の中に心地の良い音が響き、打ち込むごとに木の先端が少しづつ傾いて行くのが分かります。

ズドーン!!

この迫力は現地で体験しないとなかなか伝わりませんね。

倒れた木の切り株には人だかり。

普段見る製材された木と違って、切り口にたっぷりと水分があるのが分かります。

年輪を数えてみたり、チェーンソーの木くずを拾ってみたり。

今回伐採した木は樹齢50年ほど、ヒノキと杉の違い、年輪の色の違いなど

子供達にとっても興味深々の伐採体験になりました。

伐採体験を終えて向かったのは、伊藤さんのキャンプブランド、SOMABITOさんのショップ。

こだわりのグッズはどれも遊び心に溢れて、カッコイイ!

伊藤さんの人柄がそのまま表れたショップでした。

最後に訪れたのは、森林レンタルのforenta(フォレンタ)

この場所が、年間契約で遊び放題の秘密基地になります。

自分だけのキャンプ場が手に入る楽しい取り組み。

近くには小川も流れ、綺麗に間伐された森から程よく光も入る最高のロケーション。

森を有効活用することで人を呼び、山の活性化につながる素敵な取り組みです。

子供達は沢蟹取りに夢中。

お父さんはちょっと疲れ気味のご様子。

帰りのバスは、皆さんぐっすり静かな帰り道になりました。

こんなに若い人達が楽しそうに林業やってると、林業いいなぁ~かっこいいな~って思いますよね。

今回参加された方の中にも林業に興味のあるお子さんがいて、将来が楽しみになりました。

来年もツアー出来たらいいなぁ~。

林業の未来がとっても楽しみになるツアーでした。