DIARY現場日記

3.11今日で2年

2013.03.11カテゴリー: 未分類

 ようやく春めいてきたかと思ったのに、本日は強烈な寒の戻り。
暫くは大相撲春場所ならぬ土俵中央での寒暖がっぷり四つが続きそうですね。
ちなみに、この時期に「三寒四温」という言葉を使う方が最近多いようですが、
本来は、冬の寒暖のサイクルを指す言葉なんですよ。
五月晴れも本当は梅雨時の晴れ間を指す言葉なんですけど、
いつのまにか五月の快晴を表す言葉として定着していますよね。
こういう用語の使い方の間違いもいつしか正論として幅を利かす。
日本語の「美」とも言える「言霊」思想はこれからもっと形骸化していくのでしょうか。
今日は3月11日。
東北地方を中心に未曾有の被害をもたらしたあの大震災から2年が経ちました。
未だに37万人に及ぶ方が避難生活を強いられていますが、
日本列島に住む限り、地震に対するリスクはほぼ均等と言えるでしょう。

写真:神戸市垂水区舞多聞で新築中の現場での構造な関する検査機関による中間検査
17年前の阪神大震災以降、新築物件に関しては検査体制の厳格化や法令基準の
度重なる改正で、信頼度は飛躍的に向上しましたが、今回の震災でも顕著だったように
老朽化した中古の建物への対策は、今もなお後手後手の感がいなめません。
私たちも、年間、何件ものリフォームの工事やご相談を承っていますが、
今後は、国が義務化へと舵を切った、断熱環境を柱とした「省エネ」「低炭素住宅」
の積極的な提案とともに、「耐震性能」を備え或いは補完出来る工事の提案を
させて頂くことこそが、一期一会の縁を結ぶお客さまへの最高のホスピタリティの
提供となると考えています。
 それを外せない観点として捉えていただく為にも、セミナーや見学会等を通じて
啓蒙させていただき、その上に立脚した間取りや住設の提案を展開出来ればと
思います。
16日には、皆様にお役に立てる「耐震」に関するセミナーを開催致しますので
お一人でも多くの方に足をお運び頂ければ有り難い限りです。
         木レンジャー  ブラックZX
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