DIARY現場日記

どこまでが常識?!

2016.09.20カテゴリー: 事務所便り

こんにちは、柳川です。

 

台風16号が近畿に最も近づくと言われていた15時の様子です。

 

 

確かに雨が激しく降っております。

でも、風はあまりない様子。(木々も揺れていませんし)

午後1時半に和歌山県田辺市に上陸したようです。

各地で大きな被害をもたらす台風。心配ですね。

 

ん~、ずっと書くかどうか悩んでいましたが、やっぱり数々の貴重な体験を

書かずにいるのは、どうなんだろう??ということで、昨日の出来事をきっかけに

書くことに決めました。

 

昨日は私の母の49日法要の日でした。

8月初めに3ケ月近くの入院生活を経て他界しました。

昨年の9月に膵臓がんで余命9ケ月を宣告されてから、早かったような長かったような。

 

7年前に先に逝った父は、あと半年もつかどうかと言われてから

2週間ほどでこの世を去ってしまいました。

ロクにお見舞いにも行けずにあっと言う間に逝ってしまった父。

 

あの時もっと会いにいっておけばよかったとの後悔から、

今回は出来得るかぎり実家へ足を運び、入院してからも、週3回のペースで通いました。

 

こうしてみるとどちらが良かったのかは正直わかりません。

結局、やりきった思いはあるけど弱っていく母の姿を見ていくのはたまりませんでした。

みなさんもいずれは通る親との別れ。元気な間にたくさんコミュニケーションをとって

おくことがやっぱり一番だと思います。

 

で、(話が長くなりスミマセン!)弟と2人姉弟の私。父はひとっりこですし、

母の妹と弟は九州に在住なので49日法要は弟家族と私の家族だけですることに。

 

叔母の勧めもあり普段から実家とお付き合いのあった

市内のお寺でやらせて頂くことにしました。

 

昨日、10時からのお約束のため15分前に訪れた弟家族。

ご住職の奥様から言われた言葉。

「おたくの用事でしょう。1時間前に来て準備されるのが常識ですよ。」

???面喰いました!

数十人集まるような法要ならわかりますが、子と孫だけのたった9人です。

 

宗教に無頓着で、普段からそういうお付き合いをしたことのない世代です。

私も弟もわからないことだらけで、本屋に行ってはそういう本を読んだり、ネットで検索してみたり。

弟は葬儀屋さんにもいろいろ訊ねてみたりしたそうです。

もちろん、お願いするにあたってご住職の携帯に直接電話をして準備するものなど、

うかがっていました。それなら、その時になぜそれを教えて戴けなかったのでしょうか?

常識だから??

 

「門を通る時には一礼して。他人の家に入るのに黙って入る人がいますか?」

「椅子を並べるときは、足が畳のへりにつかないように少し後ろに控えて置いて。」

 

失敗するのを見てから、「そらみたことか!」といわんばかりの顔できつく指摘されるのは

正直心が折れます。

もちろん、知らない私たちがいけないのかもしれません。

でも、私たちが無知な若輩者だとわかったなら、先に教えてくださればいいじゃありませんか!

 

言い方ひとつで人の気持ちは変わります。

 

あとでご住職とお話して、

「口うるさく言いますが気にしないでください。私もいつも怒られてばかりです。

私は細かいことにこだわらずとも、臨機応変にしていけばいいと思っています。」

と言われました。ご住職は大好きなんだけど、、、

 

先祖代々の墓は彦根にあるため、母の納骨を機に大阪へ移そうかと思案してた矢先の出来事で

こちらのお寺にお世話になろうかと思っていた私たちの気持ちが、一気になくなった事は事実です。

 

常識と伝え方。改めて考えさせられた1日でした。