DIARY現場日記

思いついて花巻へ

2018.11.29カテゴリー: 事務所便り

こんにちわ、矢野です。

 

先週の連休にさしかかる数日前、

「あ、花巻行きたい」と思いつき、

「花巻行きたいんだけど」と主人にLINEを送信。

時間が無い中、宿と飛行機とレンタカーを手配し

図書館でガイドブックを借り、

という作業は全て主人が行い花巻へ行ってまいりました。

旅のテーマは「宮沢賢治」。

文学に疎い私が唯一自ら率先して

読みまくったのが宮沢賢治でした。

花巻にはイーハトーブと呼ばれる理想郷が広がっている。

暖かい風が吹きぬけ金色に輝く草原。。。

シロツメクサやリンドウの揺れる野原。。。

妄想ばかりが暴走し花巻がすでに冬だと気付いたのは着いた後でした。

ガイド本を読み漁り宮沢賢治に関連する施設を

いろいろ周ったのですが、

最も印象深かったのはガイド本には載っていない

「羅須地人協会」でした。

もともと宮沢家の別宅で、後に賢治が農民にいろいろな

教育を行う施設として使用し、

現在は花巻農業高等学校の敷地内に移設されています。

「羅須地人」と言う名前の由来を調べたのですが、

花巻をなぜ花巻と言うのかくらいに意味は無いという説や

羅須=ラス=土壁下地の木舞を意味し

「繋ぐ」意味を含めてる的なのもあり、

イマイチ真相は分からないようです。

 

外観は複雑な屋根形状でアングルを変えると見え方も様々。

内部は至ってシンプルで板張りの集会スペースと、

開放的な和室。

2階は上がれませんでしたが、書斎が1室あるようでした。

 

懐かしい木製サッシ、冬は寒かっただろうな・・。

お宿に着いたら

「今宵は雪が降る予報ですが、皆さんスタッドレスタイヤをお履きでないので、

きっと降らないことでしょう」

と根拠が謎な事を言われましたがなんとなく信じ

朝目が覚めたら景色が様変わりしてました。

がっつり降ってんじゃん!!!

ひあ~・・・幻想的な雪景色・・・

少し高い場所に位置するお宿でしたが、

積雪平均2.7M積もる豪雪地帯だそうで・・。

 

スタッドレスじゃなかったので、道中ひやひやしましたが、

なんとか無事に帰ってまいりました。

花巻は水も食事も温泉も全て最高でした。

また別の季節でも訪れて、花巻にもっとお近づきになりたいです。