DIARY現場日記

木製建具の引き戸のメンテナンス

2010.01.13カテゴリー: 未分類

今日は、堺市にお住まいの10年前に民家でリフォームをご依頼
頂いた方のところへメンテナンスに行って参りました。

写真矢印の建具の開閉が重たい、とのことで、いつもやる簡単な
方法で(後述致します)直してきました。
今回もそうだったのですが、メンテナンスに行った際に
「引き戸の開閉が重たいので、何とかして欲しい」
という内容の事をよくお聞き致します。
当然、私たち民家の施工部にご依頼頂いたら快く修繕に伺うのですが、
「他力を頼まずに何でも自分でやるんだ!」という意気込みの方に
今回は簡単に建具の開閉をよくする方法を(大した事ありませんが)
お教え致します。
1. まず、レール溝の部分のホコリを奇麗に掃除して取り除く。
(ホコリが戸車に噛むと滑りが悪くなる原因になります)
割りばしやドライバーの先を布でくるんでこするとやりやすいと
思います。

2. 図のようにシリコンスプレー
(リンク先の中央あたりにあります)
をレール溝に吹き付けて、建具を動かして馴染ませる。
これを2回繰り返す。
以上でかなり建具の開閉は改善される場合が多いです。
シリコンスプレーはホームセンターで(別にメーカーは何でもいいと
思いますが)300~400円ぐらいで売ってますので、購入されておくと
何かと便利です。同じ要領でアルミサッシなんかにも使えますし。

あと、図のように襖や木製建具が反ってしまうことが原因で開閉がしずらく
なることもあります。雨の日など湿気の高い時が多いかもしれません。
そんなときは、下図で説明しているように建具と柱の間に段ボールor
新聞紙のようなものを曲げてはさみこんでクセづけ(半日ほど)して
おくと直る場合が多いです。

以上、簡単にできる建具メンテナンスでした。