WORKS事例紹介

終の棲家へ、風と光をふんだんに

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完成


 
 民家で平成15年に新築した自然食品店を営む「根っこや」さんから、ほど近い場所にお住まいのS様。
根っこやさんの無垢の木をふんだんに使った雰囲気が気に入り、民家のHPやパンフレットを見て、見学会にご参加いただきました。
 

 
 築45年のS様邸は、雨漏りとシロアリが発生し、親から受け継いだ我が家を減築するか、建て替えるかで悩まれた末、新築を決断されました。
 外壁にはガルバリュウム鋼板、軒裏や玄関回りと随所に木を配したシンプルなデザインです。
隣接する公園からの目線を遮るために設けた縦長の窓には、耐久性を考え窒素加工の杉板を張りました。
構造材は高知県梼原のスギ、ヒノキを、リビングにはスギ丸太は配しています。
小上がりの和室や家事動線を重視したキッチン周り、寒さ対策の低温床暖房にリビングから2階が見える吹き抜けなど、
ご家族の希望をぎゅっと詰め込んだ住まいです。
 

 

 

 

 

 

 

 

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施主の本音


 
昔のまちなみが色濃く残っている柏原市。点在する古民家を眺めながら歩いていると、今回のお施主さん、S邸に到着した。木をアクセントにしたモダンな佇まいが目を引く。

 

「前の家は築45年で雨漏りとシロアリが発生したので、建て替えを考えていました。終の棲家をどうするか、夫婦で話し合っていたんですよ」とSさん。

 

「ご近所の自然食品店”根っこや”さんはむくの木をふんだんに使った感じのいい店なので、『どこで建てたんですか』と聞き、民家さんのことを教わりました。パンフレットやHPを拝見し、見学会にも参加。大工さんと話をし、こういう人に家を建ててほしいと思いました」。

 


 
しかしご主人は「まあ、いいけど、近所の工務店でいいんじゃない」という反応で、奥さまとの温度差は歴然。

 

「私も気持ちが揺らいでしまい、住宅展示場に足を運んだりもしました。でも結局、民家さんの良さがよくわかり、お願いすることにしたんです。大きな決断なので、四柱推命の先生の見立てで解体の時期をずらしました。他の悩みで再度みてもらったら、さらに入居をずらしたほうがいいと。工事が始まっているのに止めるわけにはいきません。このときばかりは自分たちの思いを信じ、できる限りのゲン担ぎをし、良くない卦を払拭しようと決意したんですよ」

 

Sさんの住まいに対する要望は風と光がふんだんに入る、コンパクトな住まい。

 


 
「希望したのはそれぐらいです。あとは民家さんに提案していただきました。キッチンの棚は私がお願いし、設計士さんに対応してもらいました。天井ファンは掃除が大変と思い、予定にはなかったんですが、工事中に棟梁から空気が対流するのでいいよとアドバイスいただき、急遽、追加を。設計図や模型では実感が湧かなかったんですが、家が完成したときはとても感動しましたね。自分たちの家なのか信じられず、朝、夢から覚めるのではと思ったほど(笑)。主人は『ええ家やなあ』が口癖になり、娘は掃除好きになりました。偶然の出会いから家づくりに真摯な人たちに巡り会い、こんな素敵な家が建てられたことに感謝しています。その気持ちを忘れず、日々を大切に暮らしていきたいですね」

 

S邸

所在地:大阪府柏原市

主要構造:木造二階建て

設計・施工:(株)建築士事務所民家

竣工:令和1年10月

工期:約4カ月

敷地面積:168.33㎡

建坪:18.47坪

延べ床面積:112.07㎡

建物本体工事費用:約2,800万円(税別)

本体工事以外に要する費用:約820万円(税別)