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施主の本音

「すっきり空間」保ちたい

最寄り駅近辺の都会的なにぎわいを横目に歩くと下町風の懐かしい家並みに変わる。そこの1軒が今回の訪問先、S邸。鉄骨造りの3階建ては商業ビルのような造りで「古い木造の長屋だったのを、45年前に父が建て替えたんです。私はこの家で育ったんですよ」とSさん。結婚後、マンション暮らしをされていたが、お父さんの介護のため同居することに。

 

「私たちが住むために、3階フロアは大手住宅メーカーによってきれいにリフォームされていました。現代風の雰囲気で悪くはないんですが、冷たい印象がありましたね。その後父が亡くなり、父が住んでいた2階フロアが傷んだままになっていたので、リフォームを決意。今度は自分がいいなと思う自然素材を使ったあたたかい空間にしたくて、民家さんに相談したんです」

 

Sさんの要望は採光と風通しのよい落ち着きのある住まい。「小さい部屋がいくつかあって暗かったので、仕切りの壁を取り払い、フロア全体が見通せる間取りに。リビングの床はむくのスギ板、壁はエコクロス。和室は省農薬畳を敷き、呼吸する塗り壁の[微風(そよかぜ]を施工してもらいました。キッチンやお風呂をなくし、部屋を広くしてもよかったんですが、将来、子ども世帯が住むとか、レントハウスの選択肢もあるかもしれません。そのため、水回りを残し、設備を一新しました。いろいろなケースに対応できるようアドバイスをいただけたのはよかったです」

 

工事中はお茶などのお世話をしてくださったSさん。

「3階に住んでいて近いですから(笑)。大工さんはきさくな方で、こちらの質問に丁寧に答えてくださいました。木に関するお話は勉強になりましたね。春休みに入ると中学生の息子が自分からお茶当番を買って出てくれました。建築現場に興味があったようです。トラックに積んであった材木がこんなふうに使われ、きれいな部屋になるのかと感心していましたね。いい経験になったと思います。」

 

リフォームで生まれ変わった住まいは、当面、ゲストルームや親戚、友人たちとの団らんに使う予定という。

「何もない部屋なので集中できるのか、息子はここだと勉強がはかどると言います。うれしい効果です(笑)。収納がたっぷりあるので、あまりものを増やさず、これからもすっきりした空間を保ちたいものです」

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