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施主の本音

見習いたい維持管理

今回伺ったのは平成5年に当協会が新築を手がけたY邸。高級住宅地として有名な帝塚山エリアにあるが、高い塀に囲まれたほかの邸宅とは異なり、低いフェンスのウエルカムな住まいづくりがいかにも協会らしく、あたたかい感じ。「外から見えるというのは防犯に役立っていますね。それと庭で犬を飼うのも鉄則かな」とにっこり。

 

Yさんと協会の出会いは、前理事長だった竹中東吉氏が入院していた病院でのこと。医療ソーシャルワーカーのYさんは竹中の語る国産材の家づくりに共鳴され、建て替えを決意。「木造住宅がいいと思っていたのでお願いしました。ただ、協会さんが得意とする”木をとことん使い尽くした家”にするには父の抵抗もあって、ベーシックな和風の住まいになりました。ここは風致地区のため、建ぺい率40%以下という制限があることから、部屋数がとれないので急遽、一部を3階建てに。それもあって太い梁を使い、頑丈に建ててもらいました。完成後数年はヒノキの匂いが漂い、

お客さんに好評でしたよ」

 

 

「建築中、この家の向かいで仮住まいをしていて、だから父が毎日のように現場を訪ねていたので職人さんたちはやりにくかったと思います(笑)。家が完成する頃、大工さんが端材で写真の額を作り、父の写真を引き伸ばしてプレゼントしてくださいました。父がものすごく感激していたのを覚えています」と当時のエピソードを懐かしく語られた。

 

住まいのメンテナンスについて伺うと、外壁を一度塗り替えた程度で、奥さまがこまめに掃除をされるので室内は築25年とは思えない維持管理のよさ。

 

ただ、高齢のYさんのお母さんのために、この春、浴室のリフォームを実施。「車いすでも入れる広い浴室にしたせいか、冬場寒かったんです。ヒノキの壁は全然傷んでおらず、それをつぶすのはもったいないので、壁はそのまま。浴槽は若干小さいホーローバスに入れ替え、タイルだった床は滑らないコルクに変更。窓を二重サッシにしたことでぐんと温かくなりました。今年の冬が楽しみです」

 

 

家は建ったらおしまいではなく、家族がどのように暮らしていくかで家の真価が問われる。庭で実った南高梅で「梅仕事」にいそしむなど、Yさんご夫婦の丁寧な暮らしぶりは、まさにそのお手本のようだった。

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